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タイソンフーズは投資対象として優良か?【米国株】

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タイソンフーズは、設立から85年、米国最大の食品会社です。

2019年度の売上高は424億ドル、事業の40%以上が食料品店で販売される生鮮食品と冷凍食品に関するものです。

米国の鶏肉・牛肉・豚肉の5分の1を、タイソンフーズが生産しており、牛と豚の購入費は年間約150億になります。

タイソンフーズは、米国最大の食品会社です

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参考:世界の食品飲料トップ企業
  • ネスレ (食品飲料)
  • ペプシコ(食品飲料)
  • JBS(食肉)
  • アンハイザー・ブッシュ・インベブ (酒類)
  • コカ・コーラ(清涼飲料水)
  • アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(穀物メジャー)
  • タイソンフーズ(食肉)
  • モンデリーズ・インターナショナル (食品飲料)
  • カーギル(穀物メジャー)

本社所在地は米国アーカンソー州スプリングデールです。本社前の大通りは、ドン・タイソン・パークウェイと名前がつけられています。

経営者は、3代にわたり親族が受け継いでいます。

CEOはノエルホワイトさん。 アイオワ州出身、オクラホマシティ大学経営学修士号を取得しています。

株価

Tyson Foods Inc.(NYSE:TSN)

※ブログ記載内容は、投資の推奨または勧誘を目的としたものではありません。※正確な情報をお伝えるるよう心がけていますが、記載内容を当ブログが保証するものではありません、取引の際は、必ずご 自身で取引内容を確認し、投資にあたっての最終判断はご自身でお願いします。

活動目的

タンパク質分野で、持続的に世界を養うことに貢献することが目的です。

歴史

1935年 設立

1947年 雛・飼料の販売と、鶏の輸送の事業で法人化

1963年 ニューヨーク証券取引所に上場

1983年 Mexican Original 買収

2001年 IBP買収

2014年 The Hillshire Brands Company 買収

2016年 ベンチャービジネス投資会社 Tyson Ventures を設立

2017年 AdvancePierre Foods 買収

2018年 Keystone Foods 買収

肉の代替と培養に関するタイソンフーズの動き

代替タンパク質などの研究に、2018年には1億1400万ドル投資。2つの研究開発施設と19のテストキッチンを所有しています。

2017年12月 非GMO代替肉スタートアップBeyond Meatに出資。他の出資者には、レオナルド・ディカプリオなど
2018年1月 培養肉のスタートアップ MEMPHIS MEATS に出資。他の出資者にはビル・ゲイツやリチャードブランソンなど
2018年5月 非GMO培養肉研究企業 FUTURE MEAT TECHNOLOGIES に出資。2021年までに製品の販売を目指す
2019年2月 きのこベースタンパク質研究アウタートアップ MYCOTECHNOLOGY に出資。鶏・牛・豚の代替肉製造を目指す
2019年5月 Beyond Meat 株を売却
2019年6月 代替肉ブランドRaised & Rootedを発表。最初の製品はえんどう豆タンパク主体のチキンナゲットとパティ。同時期に既存ブランドのAidellsから代替肉の鶏肉とソーセージとミートボールを発売
2019年 植物ベースの貝の生産 をおこなうNew WaveFoods へ投資。 2020年初頭に外食事業者向けのエビの代替品を用意する計画

代替肉関連の競合企業

『【代替肉】注目銘柄10選【植物肉】』で詳しく解説しています。

持続可能性へ

タイソンフーズは、持続可能性(サスティナビリティ)がビジネスの重要事項と考えています。

近い未来、世界は食糧問題に直面すると推測されています。その問題に対し、食料事業を展開する企業ができる事として、永続的に食料を提供しつづける体制を構築する事を使命としています。

その実現のために、社会、環境、経済の管理に焦点を当て、行動に着手しています

取組み

  • 責任をもって動物を育てる
  • 責任ある飼育環境
  • 動物を責任をもって育てる
  • 動物の責任ある輸送
  • 責任ある動物の収穫

動物福祉

動物を大切にする、社内文化を築きあげるため、動物の世話と治療に取り組むチームをつくり、生きた動物を扱う工場には動物福祉専門スタッフを配置しました。また、生きている動物と触れ合う人員への教育をおこなっています。

納入農家にも動物福祉専門家が出向き指導に当たっています。動物のための水や食料、人間との関係など、監査スタッフが確認できる体制を構築しています。

抗生物質の管理を徹底して行っています。病気の動物への治療に責任をもつこと、残留薬物の監視などです。また、抗生物質の代替に関する研究もおこなっています。

環境

自然環境や天然資源を保護する事業を推進しています。

施設で使用する水は毎年約310億ガロンに上ります、その排水の節約と再利用に取り組んでいます。また、二酸化炭素排出量の削減目標として、2016年を基準に2030年まで30%削減を目指しています。

畜産排水処理サポートシステムを建設し、バイオガスを生成しています。

配送トラックの走行距離を減らすために、ルートの最適化、空トラック排除、燃費の良い車両へ変更、クルーズコントロール使用推奨などをおこなっています。

必要エネルギーの21%を太陽光エネルギーで補うことのできる、初めての飼料工場が稼働を開始しました。

廃棄物の排出削減のため、リサイクル可能な材料の使用を増やし、最小限の梱包を推進しています。

食物

オーガニック、グルテンフリー、抗生物質未使用、人口成分未使用、減・低ナトリウム、全粒粉など、健康に留意した食品の生産をおこなっています。

子供の食糧不安に対処するために、学校絵の助成金を提供、放課後給食プログラムの確立を支援しました。

グローバルプロテイン連合の創設

2020年1月、 Coalition for global protein を創設しました。

“It will take collective commitment and immediate action to deliver the greatest impact on the future of sustainable food production.”

NOEL WHITE, CEO TYSON FOODS

持続可能な食糧生産の未来に偉大な功績を残すため、多くが関わり合いすぐに行動することが必要です。 ノエル・ホワイト、タイソン・フーズ CEO

みのたけの感想

「みのたけ」はタイソンフーズの株主です。

さすが巨大企業というべきか、企業WEBはすばらしい内容が盛りだくさんです。まぎれもない優良企業にみえる作りです。

世界的な大企業という事もあって、外国語の報道などでは、企業WEBページでは見ることができない、様々なニュースを見ることができます。それらを見ると、非常に合理的な経営をしている企業だという面が見えてきます。

特にWikipediaには、後半にあまり良くない評判が集中的に書き込まれています。さすがに編集に悪意を感じる内容ですが……
(2020年3月現在は公平性を欠くと指摘されています)

株式の爆発的な値上がりは期待できないと思います。しかし、未来の食糧危機にともない発生する莫大な需要に対処する気概のある同社は、悪くない投資対象かと思います。

いかがだったでしょうか、代替肉はおもしろいですね!

ご愛読ありがとうございます。

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