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ビーガン市場は投資対象になる?投資を検討するための基礎知識【米国株】

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この記事を読んでいる皆さんはおそらく、ビヨンドミートやインポッシブルフーズなどの植物肉関連ニュースで、ビーガンという単語を目にしたことがあるはずです。

ビーガンとはなにか、知っていますか?

この記事ではビーガン市場が投資対象になるか検討するための基礎知識を、しっかり解説します!

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ビーガンとは、完全菜食主義者のこと

ビーガンは、動物由来の食品を口にせず生きるという思想を支持し、実践する人々のことです。

1944年に、英国人ドナルド・ワトソンさんが、妻と友人と共に The Vegan Society(ビーガン協会)を設立しました。

ビーガンは、宗教と関係ありません

個人的な生活習慣です。

一部の過激な行動をとる人が注目されることがありますが、ビーガン協会は、そのような行為をはっきりと否定しています。

ビーガン協会の宣言文

出所がはっきりした言葉なので、元をたどれば正しい知識が得られます。

Veganism is a way of living which seeks to exclude, as far as is possible and practicable, all forms of exploitation of, and cruelty to, animals for food, clothing or any other purpose.

ビーガン協会WEBページより

ビーガン思想は、食用や衣服やその他の目的のための、動物に対するあらゆる搾取と残虐行為を可能な限り排除する生きかたです。

食事は動物由来の食品以外

牛・豚・鳥などの家畜はもちろんのこと、卵・乳製品・ゼラチン・はちみつ・昆虫などもその対象に含まれます。

そのため、動物肉を調理した調理器具を完全に洗浄せずに調理することにも拒絶をしめす人もいるということです。

誰かに強制されている訳ではないので、どこまで実践するかは、各人の自由な選択です。

ビーガンの人数

ビーガン協会の調査によると英国で2018年時点には60万人のビーガンがいると発表されています。男女構成は、女性が男性の2倍になるとのことです。

How many vegans are there in Great Britain?

We found the number of vegans in Great Britain has quadrupled from 2014 to 2019. The numbers rose from 0.25% (150,000) of the population in 2014 to 0.46% (276,000) in 2016 to 1.16% in 2019 (600,000).

ビーガン協会WEBページより

イギリスにビーガンは何人がいますか?

2014年~2019年で4倍の人数になりました。2014年には人口の0.25%(150,000人)、2016年には人口の0.46%(276,000人)、2019年には人口の1.16%(600,000人)になりました。

残念なことに、ビーガン協会が発表した英国での人数以外で、根拠の示された人数を見つけることが出来ませんでした。世界の大手報道各社もこのビーガン教会発表の数字を使用しているようです。

これは「みのたけ」の想像ですが、ビーガンは個人意思次第なので、調査が困難なのだと思われます。いつでも始められるし、やめることもできます。また、回答を得ても、どの程度実践しているか、程度は各人次第です。

ビーガンを提唱者したドナルド・ワトソンさんも、はじめはベジタリアンだったそうです。

提唱者は英国人ドナルド・ワトソンさん

ビーガン思想の提唱者ドナルドワトソンは、1910年に英国で生まれ、2005年に95歳で亡くなりました。家具職人をしていた方です。

彼は、幼少期に農場で過ごす機会があり、そのとき目にした豚の解体現場に恐怖を感じ、肉を食べる習慣について疑問を持つようになったそうです。

14歳からベジタリアン生活を送り、35歳の頃に妻と友人と共にビーガン協会を設立しました。

中年で低収入の人に多い

米民間調査会社GALLUPによる米国民を対象とした電話調査では、このような年齢層・年収・政治思想の人々が「自分はビーガンである」と回答しています。

グラフの見かた
【折線グラフ】米国における各年齢層の、ビーガンとベジタリアンの比率を表します。黄緑がベジタリアン、深緑がビーガンです。縦軸が国民全体に対する割合を、横軸は年齢層を表します
【左の棒グラフ】年収別の比率を表します。色は棒グラフと同様にビーガンとベジタリアンを表しています。横軸が年収です
【右の棒グラフ】政治思想になります。色は同様にビーガンとベジタリアンを指します。横軸はConservative(保守)・Moderate(中間)・Liberal(革新)を表します。

この調査では、ビーガンの割合は年収$30,000以下、30歳~49歳、革新的な思想をもったの人々の支持を得ているという結果となっています。

動物を殺さないで生活するという考えに理解をしめすことから、革新的な思想を持つことは想像できます。しかし、収入と年齢については、意外な結果と感じました。

あらためて考えると、ビヨンドミートやインポッシブルフーズの名前や企業WEBページの独特なノリは、若い層を対象としているのかもしれません。

およそ食品とは関連のない単語の選び方、歌手やスポーツ選手などの有名人とのコラボレーションなど、従来の食品の概念からは逸脱していると「みのたけ」は感じます。「まずはハンバーガー」というのも、日本人からすると意外な選択ではないでしょうか。

受け入れやすい層を足掛かりにスタートする、ということであれば理解できる戦略です。

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2040年には代用肉が食肉の60%!?

残念ながら、ビーガンについて調べた結果は投資動機としてはやや弱い内容でした。ごく個人的な信条の問題です。また、かなり極端な思想ですので、今後も不透明です。

そこで、最後にもう少し投資対象として検討余地のある予測をご紹介します。

米国の経営コンサルタント会社カーニーの市場予測によると、人口増加により世界の食肉および代替肉の生産は増加の一途をたどるとされています。食肉市場規模は年3%の成長率を保つと予測しています。

グラフは総生産量(単位は10億ドル)と、動物肉・植物肉・培養肉の3種類の占める割合をしめしています。

グラフの見かた
【ピンク】従来の肉、【緑】ビーガン用代用肉(植物由来代替肉)、【茶色】培養肉

この予測は食肉生産量について扱うもので、ビーガンとの関係を示唆するものではないことに注意してください。

このグラフによると、動物肉の生産量は減少の一途をたどります。

なぜ、そのように予測できるかというと、家畜だけで増加する世界の人口のタンパク質消費を支えるのは、面積や飼料などを考慮すると、不可能だからです。

そして、植物肉と培養肉の総生産に占める割合が増加します。

また、植物肉と培養肉の割合は、植物肉が先行してシェアを拡大しますが、培養肉の研究開発が進みいずれ植物肉を上回るシェアを獲得すると予測していることを表しています。

この予測が正しいとすれば、2040年には総生産量に占める動物肉の割合が40%まで低下します。

培養肉は、植物肉より需要増加?

培養肉は長いあいだ研究されていますが、商用製品はまだありません。

動物から抽出した細胞を培養して生産します。そのため、ビーガンからは拒絶される可能性もあります。

生産費用が非常に高い技術ですが、近年、生産費用が食用肉と比べて一桁多い程度まで圧縮されています。

費用については近いうちに動物肉と同程度まで低下すると考えれらています。そうなれば、植物肉に対する優位性が高いと考えられています。

代用肉関連おすすめ銘柄

【代替肉】注目銘柄10選【植物肉】

  • Ingredion Inc (NYSE: INGR) 植物から原材料を生産
  • Bunge Ltd (NYSE: BG) 穀物の供給
  • Archer Daniels Midland Co (NYSE: ADM)  大豆などの食料原料
  • Hain Celestial Group (NASDAQ: HAIN) オーガニック製品ブランド
  • THE MEATLESS FARM Co(株式未公開)英国ビーガン食品ブランド

※ブログ記載内容は、投資の推奨または勧誘を目的としたものではありません。※正確な情報をお伝えるるよう心がけていますが、記載内容を当ブログが保証するものではありません、取引の際は、必ずご 自身で取引内容を確認し、投資にあたっての最終判断はご自身でお願いします

みのたけの感想

植物肉の有用性について、ビヨンドミートやインポッシブルフーズも生産面積に言及しています。家畜産業の限界、人口増加による食糧危機を信じるならば、このことは受け入れる必要がありそうです。

タイソンフーズなどの大手食品加工企業が、競合すると思われる、植物タンパク質に力を入れるのは、こういった未来を見越してということでしょう。

植物肉関連の話題で、ビーガンやベジタリアンに言及していることがあります。しかし、ほとんどの場合、根拠がみあたりません。

そもそも、植物肉が投資対象として有望なのは、今後、必ずおとずれると予測される食糧危機への解決策を提示しているからです。

投資対象としては、穀物需要の高まり、培養や遺伝子操作など人類の化学力による食品生産、この辺りがポイントではないでしょうか。

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