投資入門

これで韓国株の買い方がわかる!取引方法を徹底解説【新興国株】

更新日:

サムソンやネイバーなど、韓国株を購入したいけれど取引方法がわからなくて尻込みしていませんか?

数年間の韓国株取引経験のある「みのたけ」が、口座開設から株式購入までを、ていねいに解説します。

韓国株の取引ができるネット証券会社は1社だけ

韓国株式を取り扱っている証券会社は数社しかありません。

インターネット証券会社ではSBI証券だけです。

SBI証券は、2019年の証券会社時価総額ランキングで野村證券・大和証券につぐ第3位の規模を誇る大手証券会社なので、安心して取引ができます。

インターネット証券会社ではもちろん1位。2位のauカブコム証券にくらべ約3.5倍の規模を誇ります。

※ブログ記載内容は、投資の推奨または勧誘を目的としたものではありません。※正確な情報をお伝えるるよう心がけていますが、記載内容を当ブログが保証するものではありません、取引の際は、必ずご自身で取引内容を確認し、投資にあたっての最終判断はご自身でお願いします

まずは、外国株式取引口座を開設から

まずは以下の手順で、SBI証券の外国株取引口座を開設しましょう。

  1. SBI証券のインターネット取引口座を開設
  2. 外国株式取引口座を開設

SBI証券インターネット総合取引口座を開設した後に、口座にログイン。そこから外国株取引口座を開設という手順になります。

SBI証券インターネット総合取引口座の開設

口座開設申込から取引ができるまで数日かかります。

予想通りの株価になって、いざ購入したいと思ったときに口座がないと、利益を損なってしまいます。SBI証券は、口座の開設や維持費などの費用が一切かかりませんので、とりあえず口座開設の申込はしてしまった方がよいと思います。

口座の開設は【外部リンク】『◆SBI証券◆ 口座数はネット証券No.1!』ですることができます。

【お得な情報】「住信SBIネット銀行」の為替手数料が破格!

※韓国ウォンは対象外

SBI証券口座開設の申込途中に、オプションで【住信SBIネット銀行】口座開設ボタンがあると思います。 (総合証券口座の開設後でも開設できます)

必須ではないのですが、外国株式取引をするなら開設するとトクをします。なぜなら、銀行口座と証券口座を連携すると、以下の通貨で為替手数料が安くなるから。

  • 米・ドル
  • ユーロ
  • 豪・ドル
  • NZドル
  • カナダ・ドル
  • 南ア・ランド
  • 香港・ドル

特に米ドルは破格の安さ。

米ドルの買付手数料は、12.5倍もの差があります。

  • SBI証券口座 …… 1ドルあたり25銭
  • 住信SBIネット銀行…… 1ドルあたり2銭

安くなるのに高い手数料を払うのは嫌ですよね? 「みのたけ」は、米国株取引に必要な外貨を安く調達するために、後から住信SBIネット銀行口座を開設しました。

なお、住信SBIネット銀行は、銀行としての使い勝手は良くないです。

他社から振込む際に、振込先口座として指定しようとしても銀行名が出ません。何社か試しましたが、全滅でした。

ただしSBI証券での外国株取引が目的なら、SBI証券総合口座は多くの銀行から振込めるので影響ありません。一度そちらに振込み、そこから住信SBIネット銀行に振込めば大丈夫。

また、先日は銀行システム停止のニュース報道がありました。【外部リンク】『弊社サービスの不具合に関するお詫び(続報)』。2020年3月時点の状態では、為替を買うときだけ、証券口座の現金をうつす使い方がおすすめです。

外国株式取引口座の開設は1分で完了

総合取引口座が開設できたら、次は外国株取引口座の開設です。総合口座を持っていれば、申込から4クリック、最短1分(SBI証券WEBページ記載時間)で開設できます。

まずは、トップページから総合口座へログインします。

【外部リンク】『SBI証券WEBトップページ』

SBI証券WEB「外国株式 海外ETF」ページの上部タブ「外国株式・海外ETF」を赤矢印が示す、キャプチャ画像

この画面がひらくので、画面上部メニュータブ(青色の帯)のなかにある【外国株式 海外ETF】をクリックしてください。

すると、このページが開きます。

SBI証券WEB「外国株式 海外ETF」ページの「外国株式取引 口座開設はこちら」のボタン位置を矢印で示したキャプチャ画像

赤い矢印がさしているボタン【外国株式取引 口座開設はこちら】をクリックしてください。

ログイン画面が開くので、先ほど開設した総合取引口座のIDとパスワードで、ログイン。あとは画面の指示に従い口座を開設してください。

無事に外国株取引口座を開設できましたか?

つぎは、韓国株の取引き方法を説明します。

韓国株取引の流れは3ステップ

  1. 銘柄選定
  2. 外貨購入(外貨決済の場合のみ)
  3. 取引

【ステップ1】取引する銘柄を決める

すでに銘柄が決まっていたら、SBI証券の外国株取引口座にログインして、その銘柄の取り扱いがあるか確認してください。

まだ、韓国株の銘柄に心当たりがないかもしれません。

その場合は、初めの足掛かりとして、こちらの関連記事を参考にしてみてください。

チャートは"TradingView"がおすすめ

いざ銘柄を探そうとすると、SBI証券外国株式WEBページの銘柄情報ページが使いにくいことに気がつくと思います。

そんな時に便利なチャートといえばMT4(MetaTrader4 /メタトレーダー4)が定番ですが、SBI証券では使えません。

そこで、世界的にはMT4のライバルと位置付けられている、無料の株式チャートWEBサービスを紹介します。

【外部リンク】『TradingView(トレーディングビュー)』

『TradingView』は日本ではあまり知られていませんが、海外では知らない投資家はいないと言われる定番のサービスです。

大手証券会社「オアンダ・ジャパン」「サクソバンク証券」も公式採用しています。

ちなみに、当ブログ「みのたけ投資のススメ」のチャートもすべて『TradingView』のものです。

アメリカのサイトが運営するWEBサイトですが、日本語に完全対応しているので、英語が苦手でも大丈夫。

チャートを見るのは無料です。アカウント登録も必要ありませんとりあません。

ただ、無料アカウント登録をするとクラウド保存が使えるようになるので、利便性がかなり向上します。

無料なので、これからも外国株投資を続ける予定があれば、アカウント登録をおすすめします。

有料アカウントでは、チャートに表示される邪魔な広告が消えます。また、ブラウザの複数のタブで複数銘柄を比較したり、テクニカル指標を4つ以上表示できたりと、さらに高機能になります

【ステップ2】韓国ウォンを購入する

韓国の通貨ウォン紙幣がばらまかれた画像
韓国紙幣ウォン

取引銘柄が決まりましたか?

候補の銘柄は1株いくらか、覚えておきましょう。

外貨決済がおすすめ

SBI証券の外国株取引には【円貨決済】【外貨決済】の2つの方法があります。

これは、株取引をどちらの通貨でするか選択できるということです。

  • 円で取引する →【円貨決済】
  • 韓国ウォンで取引する →【外貨決済】

円貨決済で利益をだすのは難しい

売買のタイミングで、そのとき決められた為替レートで自動的に円転されます。そのため、日本株と同じ感覚で取引ができ、利便性が高い方法です。

しかし、利便性と引き換えに、利益を大きく損なう可能性があります。

たとえば、ウォンが安くなっているときに利益を確定する場合、利益が目減りします。

2000年頃から2020年頃の韓国ウォン円の為替相場の月足ロウソク足チャート
韓国ウォン/円(月足):2000年頃~2020年頃

これは、韓国ウォン/円の為替チャートです。

見ての通り、2倍以上の価格変動があります。

このように、新興国通貨の韓国ウォンは、かなりの値幅があります。そのため、利益を確定したくても、決済すると為替差損でマイナスになるためできない可能性も。

例えば、1円が8韓国ウォンの時に韓国ウォンを購入、1円が16韓国ウォンの時に円を購入した場合、為替差損だけで半額に目減りします。

株価が上がるとき、通貨高になれば良いですが、そうなるとは限りません。

関連記事 韓国ウォンなど新興国通貨リスクについて、『EMEは、エマージング通貨・新興国通貨のことです』で詳しく解説しています

外貨決済なら、円に変えるタイミングをコントロールできる

外貨決済なら、株の利益を確定し韓国ウォンを受け取り、韓国ウォンが安くなるタイミングまで口座においておくことができます。

もちろん、待てば通貨が高くなる保証はありません。

新興国通を持ちつづけるリスクはありますが、円転タイミングがコントロールできないよりは、リスクコントロールができていると言えます。

「みのたけ」は【外貨決済】で取引しています。
中長期投資なので、「外貨レートを円に戻すときに好きなタイミングまで長期間待つことができる」「将来の未確定要素を保有期間でコントロールできる」の2つの理由から外貨決済にしています。デメリットは、手間が増える事、外貨をすこし多めに換金しないといけないこと

ここまでは利益確定を例に解説しましたが、もちろんポジションを建てる場合も同様のメリットがあります。

取引をするために円から韓国ウォンに変える場合も、韓国ウォンが高い(同じ額の円で沢山の韓国ウォンが手に入る)ときに換金し、目標に株価が到達したタイミングで株の取引をすれば、有利な価格で株を売買できます。

ブログ「みのたけ投資のススメ」では、無駄なリスクを排除した投資をおすすめしています。そのため、この記事では【外貨決済】 を中心に解説をすすめます。

なお、円貨決済でも購入方法は同じです。この解説を最後まで読めば、円貨決済での韓国株取引方法もわかります。

株取引に必要な韓国ウォンの購入手順

外貨決済をするには、口座に韓国ウォンが必要です。

手順はこのようになります。

  1. 株を買うのに、韓国ウォンがいくら必要か、計算する
  2. 購入したい韓国ウォンが、何円で変えるか、計算する
  3. 韓国ウォンを購入する

ここが、おそらく韓国株取引の山場です。頑張ってついてきてください!

株式取引は、日々、条件が変わります。条件が変わっても、この解説で対応できるよう、結論ではなく計算過程を重視して解説します。なお、韓国ウォンを₩の記号で表記しています。

※このページで記載している手数料や計算方法等は、2019年2月20日のSBI証券WEBページで確認した内容を使用しています、実際の取引に際しては、取引日の手数料や計算方法等を必ずご自身で確認してください

株を買うのに必要な額の計算

ふたたび、韓国ウォン/円の為替チャートです。

韓国ウォン/円(月足):2000年頃~2020年頃

縦軸が₩1あたり何円になるか表します。

解説は、【1株₩10,000の銘柄100株の指値買い】【1円=₩10】の想定ですすめます。

SBI証券には、インターネットで韓国株を売買するとき、主にこのようなルールがあります。

  • 取引手数料は、約定代金の0.9%(税込0.99%)
  • 最低手数料:₩9,000(税込₩9,900)
  • 指値のみ
  • 注文は1株単位
  • 売却約定金額には取引税・農漁村特別税等がかかる
    • KOSPI銘柄:取引税0.10%、農漁村特別税0.15%
    • KOSDAQ銘柄:取引税0.25%

数字の意味は後で解説します。今は、こんな感じなんだなと思ってもらえれば大丈夫。

税率や相場の変更により度々変更があります。また、今回は買いで説明しますが、売りの場合は計算が若干異なります。

【取引手数料】は以下の式で計算できます。

約定代金×0.0099=税込手数料

今回は、このようになります。

約定代金(1株₩10,000×100株)×0.0099=税込手数料₩9,900

つまり、【1株₩10,000の銘柄100株の指値買い】で支払う額はこのように計算できます。

約定代金₩1,000,000+手数料₩9900=₩1,009,900

最低手数料以下の取引は、一律9,000韓国ウォンの手数料が必要になります。

つまり、最低手数料となる取引額より少ない額の取引は、少額になればなるほど手数料率が高くなります。

特に理由が無ければ₩1,000,000以上での取引を心がけましょう。

必要な韓国ウォンが何円で買えるか計算

先ほど計算した₩1,009,900を買うには何円必要かを例に解説します。

円売り外貨買いには【上乗せレート】というものが存在します。

日本円売り外貨買いの場合は、ご注文をいただきましてから約定となるまでの間、総合口座の日本円お預かり残高から概算の見積金額を拘束させていただきます。概算の見積金額は直近の適用為替レートから通貨毎に上乗せして計算いたします。

SBI証券WEBページ、為替取引のご注意事項より

簡単に説明すると

「レート変動があるから、マージン分も預けてね。あまったら返すよ」

ということ。

具体例で解説します。

仮に、この記事を書いている日のレートなどで解説します。

  • 【上乗せレート】:0.80円
  • 【取引単位】:100韓国ウォン
  • 【為替レート】:1円=₩10

1韓国ウォン=0.100円、では1円=何韓国ウォン?
答え:1韓国ウォン÷0.100円=(1円当たり)10韓国ウォン

₩1,009,900買いたいので、

【上乗せレート】を計算します。

(買いたい額₩1,009,900÷取引単位₩100)×0.80円=上乗せレート8,079円

計算した【上乗せレートと、株購入額の合計】を計算します。

買いたい額₩1,009,900÷為替レート₩10+上乗せレート8,079円=拘束額109,069円

つまり、₩1,009,900買うには口座に109,069円の入金が必要になります。

預けた 109,069円は約定まで拘束され、拘束額で支払えるレートで約定すると、₩ 1,009,900入金されます。

そして、拘束された額と約定額の差額は口座に返還されます。

実際の韓国ウォン購入方法

必要な額がわかったので、実際の画面で購入方法を解説します。

買付での解説になります。

まず、ご自分のアカウントで総合口座へログインしてください。

するとこの画面になります

1.画面右下、外国株式【取引】をクリック

2.1【取引】→2【韓国】→3為替取引【取引】の順番にクリック

3.1【韓国ウォン】を選択→2【買付】ボタンをクリック→3【注文入力画面へ】をクリック

4.1に韓国ウォン購入額を入力→2に自分の取引パスワードを入力→【注文確認画面へ】をクリック

ここでは、【参考レート】が為替レート、【仮計算用レート】が上乗せレート込の為替レートを表します。
レートの単位は(100韓国ウォン/円)なので1円=何韓国ウォン?か知りたい場合は、100韓国ウォン÷表示の円レート=1円当たりの韓国ウォン、で計算できます。

5.内容を確認して間違いがなければ【注文発注】をクリック

これで外貨購入は終了です、おつかれまでした!

なお外貨は、休場などがなければ30分程度で買付余力に反映されます。

一休みをして、購入予定銘柄の値動きなど確認しておきましょう。

【ステップ3】売買する銘柄を注文する

いよいよ最後は、株の売買です。

取引は日本株の現物指値買いと、ほぼ同じなので、あとは簡単。

主に異なるのは、以下の3つ。

  • 通貨単位:韓国ウォン
  • 取引は指値のみ
  • 取引時間:日本時間9:00~15:30

実際の韓国株取引方法

インターネット総合口座にログインしてます。

画面右にある、外国株式の【取引】ボタンをクリック。

でてきた画面で、1【取引】をクリック、次に2【韓国】をクリック

このように【注文入力】画面が表示されます。

ここに、これまでに決めた銘柄や価格などを入力していきます。

  1. 【買付】もしくは【売却】のどちらかクリック
  2. 購入する株の銘柄コードを入力してから、株価表示をクリック
    銘柄コードをしりたいときは右の【銘柄コード検索】をクリック
  3. 購入もしくは売却する株数を入力
  4. 韓国株は指値限定。韓国ウォンで価格を入力します
    呼値・制限値幅を確認したいときは右の【呼値・制限値幅】をクリック
  5. 【外貨決済】もしくは【円貨決済】のどちらかクリック
  6. 念のため【本日の注意事項】を確認しましょう
    入力した内容に間違いがないことを確認し、大丈夫なら取引きパスワードを入力して【注文確認画面へ】をクリック

再度、注文内容を確認して注文ボタンを押せば、発注完了です!

あとは、約定を待つばかり。

今回の解説は以上になります、おつかれさまでした!

みのたけの感想

韓国株は、購入できたでしょうか?

初めての韓国株購入、「みのたけ」は結構、手こずりました。

始めて韓国株を購入する方の負担がすこしでも減れば、この記事を書いた意味があります。

もし、この記事をみてスムーズに購入できたら、ひとことコメントを頂けるとうれしいです。

ご愛読ありがとうございます!

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